漫才が好き
俺
元々お笑いは好きやねんけど
特に漫才が好きやねんな
コントとかバラエテイ番組とかも好きやねんけど
特に漫才
昔からずっと見てたっていうのもあるけど
やっぱあのなんてゆうんやろ
マイクと人間だけっていう
歌で言ったらアカペラやん
小道具とか演出とか一切なしの
あの感じが好きなんよな
小細工なしって感じで
で、俺が今
特に好きな漫才師がおって
それが
意外かも知らんけど
ナイツなんよな
やっぱり
今日はこの
ナイツをとことん褒める
それだけの記事にしようかなと思います
まず
ナイツは
ボケの塙さんと
ツッコミの土屋さん
どっちも
そんなはしゃいだりしやんタイプやねんな
そこがまず俺は好きやねんな
ノリとテンポと大きなアクションだけでするゴリ押し漫才と違って
静かな分
テクニックとか間とかワードセンスとかがすごい重要になってくると思うねん
どれも素晴らしいねんけど
とにかく間の取り方がうまい
お互いに
塙さんがボケてる最中に土屋さんもなんかしゃべってんねんけど
あえてそんな声を張らず
塙さんのボケを引き立たせて
ここで落としたい！ってところでちゃんと声をはるし
その時に
実は
塙さんもボケ続けてるんやけど
ちゃんとボリューム下げてるし
わざとどもって
「あのあのあのー…」
みたいな感じでテンポを合わせてるねんな
それをお互いがし合ってるから
テンポと間がすごい良くて
すごい普通の話してるだけでも聞きやすい
それがまずすごい
それに乗っかってボケのクオリティと斬新さがすごい
塙さんのボケは基本小ボケスタイルで
ちょっと間違うのを土屋さんが丁寧に訂正するっていう
それが基本スタイルやねんけど
なんてゆうかな
同じボケを繰り返す天丼
の間に
天丼と見せかけないための全く毛色の違うボケを綺麗にはさんでるねんな
例えば
布袋のモノマネをするボケがあって
布袋ボケ→布袋ボケ→布袋ボケ
やったら
お客さんも
2回目でわかるわけやん
あ、次も布袋のモノマネするボケやねんなって
でもナイツはちゃんと
布袋ボケ
の間に
最初は1回目ぐらいで
違うボケをはさむ
そんで次は
2回連続で
布袋ボケ→布袋ボケ→違うボケ
で
最後に布袋ボケ→布袋ボケ→布袋ボケ
みたいな感じで
3回目のおきまりのパターンを
あえて間にはさむことによって
聞いてるこっちが飽きひんのよな
あれ？違うボケくるんや
ってなって
こっちが予測してたほうと違うボケを常に用意してて
途中からもうついていかれへんくなって
次はどんなボケが来るんやろう？
って想像をはるか超えるやつがくるんかな？
とか思ってたりしたら逆にあえて超シンプルなど下ネタとか言ったりして
常にお客さんが考えてない方のボケを出してくるから
いい意味で振り回されるのよな
聞いてて
しかも
未だに新ネタを作り続けてるっていうな
しかもそれが常に高いクオリティおもしろい
テレビ中心で活動して
漫才しやんくなって漫才を疎かにしてる芸人とは違って
漫才を軸に常に漫才を向上させようとするその姿勢が素晴らしい
俺はナイツが好き
ナイツはどんどん進化してる
でもな
ナイツの良さが世の中に浸透してないのが俺は残念やねん
ナイツって
ハイレベル過ぎて
お笑いに興味のあんまり興味のない人からしたら
どのへんがどうすごいのかがあんまり理解できてないから
受け入れられてないっぽいねんな
例えたら
ノンスタイルの漫才が
どこにでも売ってるみんなが使ってる一般的な3000円ぐらいの包丁やとしたら
ナイツの漫才は
職人さんが使う一本5万円ぐらいする出刃包丁みたいな
出来上がり過ぎて
一般の方からは
そこまでハイレベルなのは…ちょっと…
的な感じやねん
ていうかそもそも
たぶん同じ包丁なんやったら
そっちの包丁の良さが全然わからんし
私は3000円のほうがいいわ
みたいな感覚やと思う
だからナイツも最近歌ネタ作ったりとか
わかりやすいやつ作ったりとかしてるけど
俺はナイツの精密に作られた
あの職人のようなネタが好き
高級なお寿司屋さんのフルコースみたいな感じ
ノンスタイルはリーズナブルな回転寿司的な感じ
まあノンスタイルが悪いとかそういことではなくて
人それぞれ好みがあるけど
ナイツの良さはもっと広まってもいいんじゃないかな
と、そう思うだけ
俺はとにかく今漫才のうまさで言ったら
ナイツが1番やと思う
ナイツ応援してる
がんばって
ほな
