俺が得するだけのチョコ写真集
「生まれて間もないチョコ」
くりくりで子供っぽくてめちゃかわいい
けどめちゃやんちゃで家の中でおしっこするわ
あらゆるモノを噛み散らかすわ
吠えまくるわで1番やんちゃな時期やった
「俺の散歩を全力で拒否するチョコ」
体格も大人になってヒマやから散歩でも連れてったろかなと思って行ったら
自分の行きたい方向以外の方向に行くのを全力で拒否してくるチョコ
大人になったことによって地面とほぼ一体化するパワーとテクニックを持ち、まるでマンホールの蓋を持ち上げてるかなような重さを体感させてくるチョコ
だからこれ以来散歩でリードをつけるのをやめた笑
帰るときは持って帰るのが主流になった
「くつろいでる俺に噛み付いてきて無理やり遊びに誘ってくる挑発的なチョコ」
この頃から噛み癖がすごくて
俺のことを完全に舐めて噛みまくってくるチョコ
しかし、「犬のしつけ」というベタな本を読んだ俺のパワーにより
噛んでくるチョコを無理やり抱き抱え
大人しくなるまで降ろさないという合法的なしつけによりチョコは噛むことをしなくなった
人間をなめるなよチョコ
「家の角中の角で部分で爆睡をするチョコ」
パソコンのデスクの裏
そこが我が家の1番角であり
1番の人が立ち入らないスペースである
それを理解してなのか野性の本能なのか安心できるのかよくわからないがとてつもない爆睡をしている
野性の本能があるとしたらそんな爆睡してたらダメなはずだと思うが、チョコいわく「野性の本能は警戒をすることだが、俺の本能は爆睡をすることだ。」
と、言わんばかりの爆睡っぷりである
実際にそう言ったかどうかはわからないが家で過ごす7割は爆睡をしている
「こたつから顔だけだして人間レベルでこたつをたしなむチョコ」
チョコはこたつが大好きだ
冬になると100%
いや180%の確率でこたつにいる
しかしチョコはこたつの入り方を間違えていて、全身こたつに入ってしまっていた
だからそれを俺が無理やり
「こたつはこうやってはいるんだよ」
と、顔だけ出した時の状態がこれだ
「あ、外の空気吸えてこれいいかも」
と、言いたげな表情である
しかし難点は誰かにこの状態にしてもらわないといけないことである
それにしてもかわいい
「日向ぼっこで気持ちよすぎて半分失神してしまっているチョコ」
これは私の個人的お気に入り写真だ
あったかくなると一緒に日向ぼっこをするのだが
私が「あー気持ちいいなぁ、今日はいい天気やなぁ、なあチョコ?」
と、振り向いたらこんな状態だった
おま…お…笑
どこむいてんねんそれ笑
と、言った記憶がある
起きてるのか起きてないのか
とにかく気持ちよすぎるのだけは伝わってくる
そんな一枚である
かわいいの一言に尽きる
「夏になって丸坊主にされてしまったチョコ」
チョコは元々体毛が多い
ゴールデンレトリバー並みに多い
なので夏になると暑苦しいので全部丸刈りにされるのである
触り心地は冬とは別の良さがあり
野球部の少年の頭のようにジョリジョリ感を楽しむことができる
それが気持ちがいい
「寝てるところをこっそり金玉越しのチョコ」
このアングルはなかなか珍しいのではないでしょうか
金玉、そしてチョコ
チョコの金玉なので
うまいこと言えたのではないか
余談ではあるが私はチョコの金玉(チョコボール)をよくいじくりまわして遊んでいた
たまにデコピンなんかするが
チョコは完全に無視である
そんなところもかわいいと思う私であった
「雄々しいとみせかけてただ単にエサを求めているだけのチョコ」
これは私が撮った中でベストな写真だと思っている
チョコの輪郭
毛の美しさ
雄々しさ
全てがリアルに感じ取れる1枚である
しかしチョコはただエサ欲しさに無言の圧力をかけてきているだけでかわいさをアピールしているわけではない
なのにかわいさが出てしまうのは天性のものだろう
「なにかにツボって笑うチョコ」
なにかにツボったのだろう
チョコが笑っている
私からすれば体は丸坊主なのに耳だけは毛が残されているそれの方が笑うポイントなのだがそれよりも笑っているというところがかわいい
「ソファで極限までくつろぐチョコ」
私は時々思う
お前は本当は中身が人間で犬の形をしているだけだろう
と
それぐらいチョコはダラダラするのが好きだった
特にソファはお気に入りで
出かけて帰ってきたらほぼこの体勢である
顔の肉が曲がりくねってたとしても意地でも体勢を変えない
その根性を褒めてあげたい
「久しぶりに帰って甘えてくるチョコ」
この時私は仕事で遠方に約3ヶ月ほど行って家にいなかった
その間会えていなかった寂しさを一気にはらすかのように甘えてきた
とてつもなくかわいかった
そしてチョコはこうやって私の股ぐらに顔を埋めるのが大好きで
私もそれをしてあげるのが大好きだった
俗に言うウィンウィンというやつである
「寝ているところを邪魔をすれば…お前もただではおかないぞ?の顔のチョコ」
体は思いっきりだらけまくっているが
顔だけは真剣なチョコ
寝ることを邪魔されたくないが
寝るということをやめたくもない
その絶妙なバランスを保ちつつ威嚇をする
それがチョコの得意技である
威嚇をしながらくつろぎ
くつろぎながら威嚇をする
まさに攻防一体の戦略である
しかし、この後しっかり邪魔をしたのはいうまでもない
「玄関の石で気持ち良さげに寝るチョコ」
夏になると暑い
しかし
チョコは気付いたのだろう
あれ?ここの上涼しくね?
と、
それからというものチョコの夏になると大体この玄関の石の上で昼寝をするようになった
さすが昼寝のプロ
春夏秋冬に合わせて寝やすい場所のリサーチを怠らない姿勢に感服するばかりである
「股ぐらに顔を埋めてほっこり顔のチョコ」
股ぐらに顔を埋めるのはいつものことだが
この顔はお気に入りの表情である
なんだかほっこりしたような顔
「やっぱここ落ち着くわぁ〜」
と、言っているようである
「草むらで気持ちウィーー。のチョコ」
私の実家の庭にはこういう草むらスペースがある
チョコはここが大のお気に入りで
ここでさらにお腹をよしよししてあげるととてつもなく喜ぶ
これはそのよしよしの後ご満悦の表情である
一回よしよしをすると何回もおねだりされるので3回ぐらいよしよしをおかわりされたので疲れて座りながら撮った一枚である
なんとも愛らしい
「ひたすらおやつをほおばるチョコ」
チョコはとにかく食い意地がすごい
なにかを食べている時がすごく幸せなのだろう
この日も大好きなおやつを食べている
うちの母は甘やかす傾向にあり、ご飯の後に毎回おやつをあげていた
あげないと吠えるのでまたあげてしまう
そうしてブクブク太ってしまったのだがそのお腹や背中の肉の触り心地たるやまるで高級な布団のようで私も止めるに止まらなかったというわけである
「タオルを持って走り回るチョコ」
チョコは構って欲しいとどこからともなくタオルを加えて永遠にテーブルの周りをぐるぐる回り始める
そしてしびれを切らしてタオルを取ろうとしたら最後
永遠に終わらないデスチェイスの始まりである
チョコは小さいのでかなり小回りが利く
私は大きいので小回りは利かない
そしてテーブルという最高の障害物のおかげで割とガチで疲れるチェイスになってしまうのだ
なので最後の方は無視していたのだが無視してもチョコは単体でも走り回るので追いかける意味はなかったかもしれない
「洗われた後のチョコ」
これはチョコを洗った後の1枚である
チョコは洗われるのが苦手で
体が水分まみれなのが嫌なのか、拭いてる途中で脱走してしまう
そしてあろうことかフローリングの上でブルブルッとしてしまいフローリングがびちょびちょになってしまうがそんなことはお構いなし
そんな自由奔放なチョコもなんとも愛おしい
「拘束されたチョコ」
この頃からチョコは自分のお尻の穴を舐めるという行動をし始めた
それが原因でお尻から血が出てしまっていたので頭にこういうのをつけられていたのだが
チョコがそういう病気的なことになったことは今までなく
もしかしたらこの頃から病気の兆候が現れ始めていたのかもしれない
かわいそうだったが悪化させてしまってはいけないのでこのままよしよしをしていた
「病気が発覚した頃のチョコ」
これは約1年前の写真でこの頃に始めて病気だと知らされた
なんでもホルモンの病気で治す薬はなく
延命はできるが薬代が1ヶ月約3万円ほどすると言われ
母から「私が2万円だすからたつまが1万円だしてくれへん?」
と、言われ
とても悩み抜いた上
私にそんなお金の余裕がないというのもあるし、チョコももう10年ほど生きている
命はいつかなくなるそれを受け入れてはどうか
と、言った
母は兄や父にも相談をし
薬を投与しない選択をした
苦渋の決断ではあったがどうすることもできなかった
「病気になって半年ぐらい経ったチョコ」
この頃からチョコは毛が生えなくなっていた
毛が生えないどころか抜け落ち
皮がポロポロ落ちるような感じだ
そして登れていた場所も登れなくなり体力が落ちていくのを日に日に感じていた
しかし、私の愛情はチョコが老いるにつれ増し、いつもよりずっと抱きしめてあげるようになった
「自分で歩けなくなったチョコ」
さらに1ヶ月後ぐらいチョコは自分で歩くこともできなくなった
なので水を近づけて自分で飲めるようにしてある
しかしその目はまだ生きていて「俺はまだ元気だ」と、言っているような気がする
私はチョコが動けないのを利用し
一日中側にいて抱っこしてよしよししていた
元気な頃なら嫌がって逃げるが
動けないのならこっちのもんだ、くっつきまくってやろうと一日中離さなかったのを覚えている
「天国へ旅立つ直前のチョコ」
この頃はもう、うんちもでず、おしっこもほとんどせずチョコも苦しかったと思う
この頃から私は「次生まれ変わっても俺のところに来いよ。また飼ってやるからな。」と、自分の顔をずっと見せて顔を覚えさせていた
チョコはキョトンとしていたが効果があることを信じている
この時も床でずっと一緒に寝転がって昼寝をしていた
なんだかずっとずっと一緒にいたかった
「天国へ旅立ってチョコ」
こうして思い返すとチョコは私に色んなことを教えてくれたような気がする
愛の大切さ、時間の大切さ、死んだ者に対する姿勢
チョコと暮らしたことで学んだことは非常に大きく
どんな経験をしても学べるようなことではないと思った。
約10年間
高校2年生の頃からずっと一緒だったチョコ
私は生まれつき犬が大好きで
物心ついたときには犬が好きだった
犬が欲しいと親に訴え続けていた
しかし、その願いは叶わず諦めていた
そんな私が高校生になったある日
母が「たつま!ちょっと来てみ!!」
と、言われ連れていかれた部屋にかわいいかわいい小さい子犬がいた
それがチョコとの初めての対面だった
それは兄が友達からもらったと言って勝手に連れてきたのだが兄は連れてきたくせにほったらかしてどこかに遊びに行ってしまっていた
チョコはなにもわからないまま部屋に取り残され「クゥーンクゥーン」と寂しそうに泣いていた
兄はご飯もテキトーなものしか置いてなく
母が「こんなん子犬食べるわけないやん!ご飯買って来るわ!」
と、言ってちゃんとしたドッグフードを牛乳でふやかすと、しっかり食べていた
泣いていたのはきっとお腹が空いていたのだろう
そして私はかわいそうなので3日ほど一緒に寝てあげることにした
小さいので寝返りで潰してしまうかと思うと寝れなかったが、自分より弱いものを守りながら寝るというのは初めての感覚だった
そこから兄がほとんど飼育しないということでリビングで母が本格的に飼うことになった
広々としたリビングで駆け回るチョコ
その頃から家に明るさが広がったような気がした
私はチョコを毎日愛してやまなかった
毎日愛おしかった
死んだ今でも愛おしかった
一人暮らししてから何かが足りないと思っていたが
チョコが足りなかったんだ
と、気が付いた
なので部屋の片隅にチョコの写真を飾った
すると、まるでいつも一緒にいるみたいで心地良かった
チョコのことばかり書いてしつこっ!
と思われるかもしれないが
私の中から溢れてくるのである
しかし言っておこう
これは完全に自己満の記事である
俺が得するだけのチョコの好きなところを書きためたノートみたいなもので
チョコのことを思い出したくなったらまたこの記事を見ていつでも浸れるようにしたいのである
まあそれだけである
ほな